【編集長の視点】アドバンテストは急反落、半導体関連株は業績V字回復も利益確定売りが先行

2013年4月26日 09:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  アドバンテスト <6857> は、126円安の1407円と6営業日ぶりに急反落して始まっている。前日25日大引け後に3月期決算を発表、前期営業利益が、今年1月の再下方修正値を下ぶれて連続減益率を悪化させて着地しており、今期業績のV字回復を予想、市場コンセンサスを上回ったものの、前日の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して2円安(円換算値)で引けたことも響いて、前日ザラ場につけた年初来高値1570円水準で利益確定売りが先行している。

  同社と同セグメントの半導体関連株では、イビデン <4062> も、前日に3月期決算を発表、前期業績が、昨年11月の下方修正値を上ぶれて着地して連続減益率を縮め、今期業績のV字回復を予想したが、市場コンセンサスを下回ったことから、やはり前日ザラ場につけた年初来高値1700円水準で利益確定売りが先行、89円安の1606円と6営業日ぶりに急反落している。

  アドテストの前期業績は、前々期5%減収、90%営業減益と続落し、税引前純利益は、12億9300万円の赤字(前々期は34億4200万円の赤字)、純利益は、38億2100万円の赤字(同21億9500万円の赤字)と水面下の推移が続いた。期初の半導体関連市場は、スマートフォンやタブレット型端末などに搭載される半導体の生産能力増強の設備投資が続いたが、昨夏以降にパソコン需要が落ち込んで市場が減速して半導体製造装置の設備投資が抑制され、昨年年末以降はモバイル機器でも一部生産調整が行われて市場環境が悪化したことが要因となった。今期業績は、半導体試験装置の需要掘り起こしと2011年に買収し、昨年4月に完全統合した旧Verigy社との業務プロセスの一元化、収益体質のいっそうの改善を図ってV字回復、純利益は、98億円と2期ぶりに黒字転換を予想、市場コンセンサスを約30億円上回る。

  株価は、昨年10月の前期業績の2回目の下方修正では917円安値まで売られたが、円高修正とともに1415円まで底上げ、今年1月の再下方修正では1156円安値で踏み止まり年初来高値まで底上げした。投資採算的には割高であり、強弱感の綱引きが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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