【狙い場・買い場】住友大阪は高値期日最終迫り決算発表を先取り下げ過ぎ訂正余地

2013年4月24日 12:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  住友大阪セメント <5232> は、目下集計中の前2013年3月期業績が、第2四半期(2Q)累計業績を含めて2回も上方修正され、6期ぶり過去最高純利益に顔合わせする好実態からは、明らかに下げ過ぎである。この低株価評価は、信用買い残が、1235万株と積み上がり重石となっているためだが、この昨年12月の323円の高値期日が5カ月目と最終段階となっていることから、5月14日発表の3月期決算発表で好実態を再確認、出直る展開が有力である。下値での逆張り余地を示唆している。

  同社の前3月期業績は、昨年10月に2Q累計業績、11月に3月通期業績をそれぞれ上方修正、通期純利益は、60億円(前々期比64%増)と大幅に続伸して、2007年3月期の過去最高(60億円)に肩を並べる。セメント業界の国内需要が、東日本大震災の復興資材の拡大で2Qに前年同期比5.2%増の2134万トンと伸び、輸出分を含めた総販売数量が、同4.1%増の2599万トンとなり、この経営環境下で同社がグループ挙げてのコスト削減や事業拡大に取り組んだことが上方修正につながった。

  株価は、この相次ぐ上方修正で327円高値まで買い進まれたが、復興需要が本格化した年明け後は、2月開示の前期第3四半期業績がV字回復して3月通期業績対比で高利益進捗率を示したにもかかわらず、織り込み済みとして逆に年初来安値246円まで調整した。復興需要関連の本命株として期待をそれだけ高め、信用買い残が積み上がったことが響いたものである。

  この信用の高値期日は、今年6月に最終を迎えこの整理が本格化するのが5カ月目となるのが通例であり、5月の3月期決算発表で、前期業績の上ぶれ着地、今期業績の続伸の好実態が再認識され上値トライとなれば、買い残が一気に解消、回転が効く展開も有力となる。PERは19倍台と割安感は小さいが、PBRは0.9倍と割り負けており、高値奪回へ下げ過ぎ訂正をサポートしよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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