【アナリストの眼】創薬のアールテック・ウエノ、アミティーザが日米で販売好調、新薬開発も着々、2月高値に挑戦

2013年4月22日 09:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  創薬ベンチャーのアールテック・ウエノ <4573> (JQS)に注目したい。株価は急騰後の日柄整理が完了し、2月6日に付けた高値を試す動きのようだ。

  緑内障・高眼圧症治療レスキュラ点眼薬の製造販売、米スキャンポ社の便秘症治療薬アミティーザの受託製造を主力としている。前期(13年3月期)業績(非連結)は薬価改定の影響などで減益の模様だが、今期(14年3月期)については、レスキュラ点眼薬の薬価改定の影響が一巡することに加えて、アミティーザの日米での販売好調が寄与して好業績が期待されるだろう。前期決算発表は5月14日の予定である。

  新薬では、ドライアイ治療薬やアトピー性皮膚炎治療薬などの研究開発を進めている。ウノプロストン(開発コードUF-021)点眼液の網膜色素変性に対する第3相臨床試験は、独立行政法人科学技術振興機構の支援によって実施される。また米スキャンポ社はアミティーザに関して、日本と欧州での販売承認取得、米国での追加新薬の承認取得など、販売地域や適応の拡大戦略を推進している。米国におけるレスキュラ点眼薬の上市も発表した。中期的な収益拡大に繋がるだろう。

  なお3月29日付で、自己株式2000株(消却前の自己株式を除く発行済株式総数に対する割合2.03%)を消却している。

  株価の動きを見ると、1月中旬13万円~15万円近辺から2月6日の33万9500円まで急騰した反動もあり、日柄整理の局面となったようだ。ただし足元は概ね25万円近辺で推移し、4月19日には終値で30万円台を回復している。中期的な収益拡大に対する期待感が強く、日柄整理が完了して高値を窺う動きのようだ。4月19日の終値31万円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS5387円79銭で算出)は58倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間3000円で算出)は1.0%近辺、そして実績PBR(前々期実績のBPS8万2230円44銭で算出)は3.8倍近辺である。

  日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線を回復した。また週足チャートで見ると、13週移動平均線近辺から反発して下値を切り上げている。サポートラインを確認して強基調を継続しているようだ。急騰後の日柄整理が完了して2月6日に付けた高値を試す動きだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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