【狙い場・買い場】第一実業は前期減額は織込み済み、今期は円安メリットも

2013年4月22日 09:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  機械専門商社の第一実業 <8059> に注目したい。4月16日に前期(13年3月期)連結業績の減額修正を発表したが、株価の反応は限定的のようだ。減額修正は織り込み済みだったため、逆に今期(14年3月期)業績に対する期待感を強める可能性があるだろう。

  前期の連結業績見通しについては、IT・デジタル機器関連業界向け電子部品実装装置の需要減少などで、前回予想に対して売上高を70億円、営業利益を7億50百万円、経常利益を5億円、純利益を1億円減額した。ただし前々期比では増収増益を確保した模様だ。純利益については、タイ現地法人の増資に伴う負ののれん益計上も寄与した模様だ。

  来期の業績については、IT・デジタル機器関連業界向けに不透明感を残しているが、一方では海外を中心として、自動車関連業界向けやLNG(液化天然ガス)プラント関連設備の需要が好調な模様であり、円安メリットも寄与するだろう。

  株価の動きを見ると、3月21日の戻り高値538円から反落し、4月2日には444円まで調整する場面があった。その後一旦は500円台に戻す場面もあったが、足元は概ね470円~490円近辺で推移している。4月16日の減額修正に対する反応は限定的で織り込み済みだったようだ。4月19日の終値474円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS56円99銭で算出)は8~9倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3.4%近辺、実績PBR(前々期実績の連結BPS485円23銭で算出)は1.0倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んで調整局面だが、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートする形となっている。08年6月の525円を一旦は突破しているだけに、今期業績見通し次第では07年10月以来の600円台を目指す可能性もあるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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