マンダム、日本国内とインドネシアで設備投資を実施 合計72億円

2013年3月19日 19:23

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 ヘアスタイリングワックス「GATSBY」ブランドなどを商品展開しているマンダムは19日、アジア市場に対応した生産能力の増強とグループ全体に効率的に生産・供給できる体制づくりを目指し、日本およびインドネシアにおいて設備投資を実施することを決定したと発表した。

 マンダムグループは、日本・インドネシア(スンター・チビトンの2工場)・中国の4工場の供給体制でアジアの市場に対応している。今回、日本では、市場ニーズの変化やアジア各国の生活水準の向上にともなう日本製品への需要の増加等に対する生産数量の増加への対応に加え、グループのマザーファクトリーとして高品質な製品づくりや生産技術革新が継続でき、グループの生産拠点に対して技術革新支援のできる工場を目指し、福崎工場(兵庫県神崎郡福崎町)において設備投資を実施する。投資額は約35億円。今年5月に着工し、同年12月に完成する予定。同設備投資により同工場の生産能力は約1.5倍に拡大する。

 また、インドネシアにおいては、国内および海外における需要拡大にともなう生産数量の増加への対応に加え、アジア全体への製品の供給を見据えた生産センターとしてより高品質で低価格の製品を生産できる工場を目指し、また、スンター工場本社における洪水被害や周辺地域の都市化によるリスクの高さや、容器製造工場である現チビトン工場との距離的な問題に対応するため、チビトンに新工場・本社社屋を建設する。投資額は約37億円。今年6月に着工し、2014年12月に完成する予定。同設備投資により同工場の生産能力は約1.6倍に拡大する。

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