イオン、次世代エコストア「スマートイオン」を展開開始 4店舗を認定

2013年3月15日 17:18

印刷

画像:イオン

画像:イオン[写真拡大]

 イオンは15日、地域との協働によりエネルギーの効率化や防災などに“まちぐるみ”で対応する次世代型エコストア「スマートイオン」を展開開始すると発表した。

 3月15日の第1号店「イオンモール八幡東」のリニューアルオープンを皮切りに、「イオンタウン新船橋」、「イオンモール大阪ドームシティ」、「イオンモール幕張新都心」を「スマートイオン」と位置づけ展開する。同4店舗は、これまでイオンが展開してきたエコストアの基準に加え、2012年8月に発表した環境目標「イオンのエコプロジェクト」に則った新たな5つの基準を満たし、持続可能な“まちづくり”を目指す。

 「スマートイオン」の5つの基準は、「スマートエネルギー」、「WAON・ネットとの融合」、「防災・地域インフラ」、「生物多様性・景観」、「交通環境(スマートモビリティ)」。イオンは「スマートイオン」の展開を通じて地域のスマートコミュニティに参画していく。

 3月15日にグランドオープンする「イオンモール八幡東」は地域エネルギーマネジメント型「スマートイオン」となる。2006年11月に福岡県北九州市に開業した同店は、今回の全館リニューアルにあたり、経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証プロジェクト」に参画する。地域エネルギー管理システム(CEMS)と連携したエネルギーの「見える化」により“まちぐるみ”でのエネルギー削減に貢献し、地域エネルギーマネジメント型「スマートイオン」として生まれ変わる。

 今春開業予定の「イオンタウン新船橋」はまちづくり参加型「スマートイオン」となる。最先端の技術や知識を活かし、人と人をつなげる「スマートシェアタウン構想」と協働し、隣接するイオンモール船橋と連携して継続的に環境価値を創出する未来のまちづくりに参画する。

 今年初夏に開業予定の「イオンモール大阪ドームシティ」は防災対応型「スマートイオン」となる。ガス・コージェネによるエリアでの熱融通と独立電源を実現し、省CO2対策とエネルギーセキュリティ向上を両立させる。さらに、地域の防災機能の向上に貢献するべく、周辺施設と相互に連携を図る。

 なお、今年12月開業予定の「イオンモール幕張新都心」については、現時点で詳細は明らかにされていない。

関連記事