宇部興産と昭和シェルが約21.3MWのメガソーラーを建設、事業運営会社を設立

2013年3月5日 16:17

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ユーエスパワー発電所イメージ図(画像:宇部興産)

ユーエスパワー発電所イメージ図(画像:宇部興産)[写真拡大]

 宇部興産と昭和シェル石油は4日、太陽光発電(メガソーラー)による売電事業を共同で実施することに合意し、事業運営会社「ユーエスパワー株式会社」を設立したと発表した。

 昭和シェル石油は100%子会社のソーラーフロンティアでソーラーパネルの生産・販売及び発電事業を手がけており、また、宇部興産は遊休地を活用でき、所有する自家発電所や電力会社向け卸発電所のノウハウも活かせることから、両社のニーズが一致。今回共同でメガソーラー発電所を建設し、売電事業を行うこととした。

 メガソーラー発電所の建設予定地は、宇部興産が所有する山口県宇部市藤曲の遊休地で、土地面積は約30万m2(東京ドーム6個分)。2013年4月に着工し、2014年7月稼働の計画。発電出力は約21.3MW(太陽電池モジュール出力)で年間発電量は2,501万kWhを見込んでおり、再生可能エネルギーの固定買取制度に基づき全量を中国電力へ売電する。この電力量は一般家庭の年間消費電力量では約6,900世帯分に相当する。

 同事業において、宇部興産は土地の貸与、運転監視、設備の保守・管理を、また、昭和シェル石油は太陽電池モジュール(ソーラーフロンティア社製)の供給および太陽光発電に関わる事業ノウハウの提供をそれぞれ行い、これら両社の強みを最大限に活かして事業運営に取り組む。

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