【編集長の視点】ヤマタネは急反発、倉庫株は出遅れ銘柄の印象なくなり牽引に

2013年3月1日 12:45

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ヤマタネ <9305> は、22円高の200円と3日ぶりに急反発し、2月26日につけた昨年来高値208円を意識する動きを強めている。衆参両院に次期日銀総裁に観測報道通りに黒田東彦アジア開発銀行総裁の起用する人事が提案され、デフレ脱却に向け金融緩和策に拍車がかかるとして不動産市況の上昇期待でインフレ関連の不動産株が幅広く買われ昨年来高値を更新しているが、この不動産株の周辺の倉庫用地、流通センターなど土地持ち会社とし、倉庫株に関連株買いが増勢となり、同社株にも低位値ごろ株買いが再燃している。

  倉庫株では、同社のほか業界トップの三菱倉庫 <9301> が、47円高の1555円、安田倉庫 <9324> も、54円高の780円といずれも続急伸して連日の昨年来高値更新となっている。

  倉庫株は、湾岸の港湾部に輸出入倉庫や流通センターを保有し、含み資産株の一角に位置するが、相場的な出番は、不動産株が、人気化したあとに出遅れ株買いが流入する後発セクターとなっている。業績的にも、企業の在庫動向の影響を受けて景気に対して遅行性があり、景気がピークアウト・ボトムアップしたあとなどに業績が変動することなどが要因となっている。資産バブル相場当時も、出番は「ウオーター・フロント関連株」のしんがりとなった。

  ところが今回は、安倍晋三首相によるデフレ脱却を目指す「アベノミクス」効果を先取りする昨年11月からの「アベ・トレード」の初動段階から高人気化する相場展開に変わっている。今回の「アベ・トレード」のリード役に、外国人投資家並みの買い余力を発揮している個人投資家が急浮上している需給関係も要因とみられる。

  とくにヤマタネは、値ごろが極低位で個人投資家が手がけやすく、今年1月7日に子会社の保有株式売却・売却益15億3000万円の寄与で、今3月期純利益を上方修正したことも高値追いの買い材料となっている。倉庫株は、「アベ・トレード」では初動段階から最終局面まで出ずっぱりの人気が続くことも想定される。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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