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豊田通商とアツミテック、ロシアに自動車部品生産・販売事業の合弁会社を設立
アツミテック(本社:静岡県浜松市)と豊田通商は13日、ロシアで自動車用オートマチックトランスミッション/マニュアルトランスミッション・シフターシステム(AT/MTシフターシステム)の製造・販売事業に参画すると発表した。
アツミテックと豊田通商は、今後も需要拡大が見込まれるロシア市場での事業拡大のため、2013年1月17日に、ロシア2大自動車産業地域の1つであるサマーラ州トリヤッチ市に両社の合弁会社Atsumitec Toyota Tsusho Rus LLC(ATTR)を設立した。
ATTRは、2014年よりAT/MTシフターシステムの現地生産・販売を開始し、ロシア最大の自動車メーカーであるJSC AVTOVAZ(アフトワズ社)へ販売すると共に、将来的にはロシア国内に製造拠点を持つ他の自動車メーカーへも販路を広げ、売上高として初年度に約2億円、2016年には約15億円を目指す。
アツミテックは、世界中の自動車メーカーとのビジネスで培ってきた技術をATTRで活かし、拡大するロシア自動車産業に貢献していく。
豊田通商は、1991年よりロシアにおいて自動車ディーラー事業を展開している。また、アフトワズ社への各種自動車部品の供給を含めた自動車関連事業強化のため、2012年5月にトリヤッチ市に支店を開設した。今後は、第2の自動車産業地域であるサンクトペテルブルグとの相互部品供給体制を構築すると共に、国内・海外の自動車メーカーによる現地調達化の加速をにらみ、資金調達・加工・物流・倉庫機能といった現地でのバリューチェーンを構築し、ATTRを支援していく方針。
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