出光と土佐電気鉄道など、木質バイオマス発電事業の合弁会社を設立

2013年1月23日 16:58

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 土佐電気鉄道(本社:高知県高知市)、高知県森林組合連合会(本社:高知県高知市)、出光興産は23日、木質バイオマス発電事業への参入に向けて、本日3者出資による合弁会社「土佐グリーンパワー株式会社」を設立したと発表した。高知市において2015年4月に発電所の運転開始を目指す。

 3者は共同で、森林資源の有効活用による森林整備への貢献、再生可能エネルギーの活用によるCO2削減、地産地消型のエネルギー事業の推進等を主旨として今回合弁会社を設立し、木質バイオマス発電事業への参入検討を進める。

 計画している木質バイオマス発電所は、未利用材の破砕・乾燥工程を含んだ日本初の一体型発電所であり、燃料としては未利用材を100%使用し、騒音・臭気の抑制、緑地の設置等で環境配慮型の発電所とする予定。発電出力は5,000キロワット。年間予想発電量は約3,600万キロワット時(約10,000世帯分相当の電力を賄う)。発電したグリーン電力は路面電車の走行などに用い、地元へ貢献していく。

 同事業は、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」および「森林整備加速化・林業再生事業」等を活用した事業とする予定であり、同事業を通じ、森林再生、再生可能エネルギーの活用によるCO2削減、地域産業の振興等に貢献していく。

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