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【狙い場・買い場】トヨタ関連のキムラユニティー、新規事業も加わり業績好調
キムラユニティー <9368> に注目したい。トヨタ自動車 <7203> の部品包装を主力として、物流請負のNLS(ニューロジスティクスサービス)での新規顧客獲得などで業容が着実に拡大している。株価は09年以来の戻り高値圏にあり、先高期待が強まるだろう。
今期(13年3月期)連結業績見通しは、売上高が前期比2.1%増、営業利益が同2.0%増、経常利益が同3.1%増、純利益が同18.7%増としている。NLSでの新規受注は順調な模様だが、主要顧客の中国での大幅減産の影響に加えて、NLS新規事業所の生産性改善遅れ、米国子会社の収益改善遅れ、米国子会社に対する投資損失引当金積み増しなどが影響し、期初計画に比べて増収増益幅が縮小する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が49.3%、営業利益が37.6%、経常利益が39.4%、純利益が41.0%にとどまっている。ただし生産性改善効果に加えて、北米自動車市場の好調なども追い風となり、下期の挽回が期待されるだろう。
株価の動きを見ると、11月14日の直近安値710円をボトムとして切り返した。その後は強基調の展開となって足元で800円台に乗せ、1月9日には昨年来高値となる818円まで上昇している。9日の終値818円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS69円60銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1724円14銭で算出)は0.5倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインの形であり、週足チャートで見ても26週移動平均線を回復して上伸し、強基調を鮮明にしている。また上値フシだった昨年3月の780円、8月の780円、9月の782円を上抜けて、09年8月の戻り高値835円に接近したことで先高期待が強まりそうだ。中期的な収益拡大期待で上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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