【アナリストの眼】OBARA GROUP、円高修正追い風、業績上ブレも

2012年12月25日 09:35

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  溶接機器や平面研磨装置を手掛けるOBARA GROUP <6877> に注目したい。円高修正トレンドも追い風として今期業績上振れの可能性があり、株価は出直り展開が期待されるだろう。

  11月12日に発表した今期(13年9月期)連結業績見通しは、売上高が前期比3.9%減の310億円、営業利益が同26.2%減の33億円、経常利益が同30.5%減の32億円、純利益が同26.4%減の20億円としている。平面研磨装置はシリコンウェーハ向けの回復で同14.4%増収の見込みだが、溶接機器は自動車向けが調整局面に入るとして同13.4%減収を見込んでいる。ただし会社計画には保守的な印象も強い。想定為替レートは1米ドル=78円で、1円変動による影響額は経常利益ベースで約15百万円の模様だ。決算発表後に円高修正が進んでおり、円安メリットも上振れ要因となるだろう。

  株価の動きを見ると、決算発表翌日の11月13日に年初来安値794円まで調整したが、急反発して12月7日に984円、20日に979円まで戻している。今期減益見通しを嫌気した売りが一巡し、その後の円高修正トレンドを好感するする動きだろう。21日の終値951円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS102円92銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1183円67銭で算出)は0.8倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸し、強基調への転換を鮮明にしている。また週足チャートで見ると、抵抗線だった26週移動平均線を突破してトレンド好転の兆しを見せている。今期減益見通しの会社予想が保守的という印象が強いうえに、円安メリットで上振れの可能性も支援材料となり、出直り展開が期待されるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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