【編集長の視点】ピーエス三菱は高値更新、「国土強靭化」関連銘柄に人気盛り上がる

2012年12月17日 11:11

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ピーエス三菱 <1871> は、27円高の616円と4営業日続伸して始まり、1月20日につけた年初来高値600円を更新している。12月16日に投票、即日開票された衆議院選挙で、自民党の獲得議席数が、294議席と圧勝、同じく連立政権を組む公明党の獲得議席31議席を含めて、参議院で否決された法案を衆議院で再可決できる3分の2以上の議席を確保したことから、自民党がマニフェストに掲げた「国土強靱化基本法」、公明党の「防災・減災ニューディール」関連の本命株人気を高め買い増勢となっている。ただ高値更新後は、利益確定売りも交錯し前週末終値を挟むもみ合いに変わっている。

  同社株を含めて橋梁・建設株は、前週末14日に自公両党の圧勝が観測報道されたことから軒並み高となり、日経平均株価が、総選挙前の利益確定売りで小反落したのとは対照的にほぼ高値引け、東証第1部値上がり率ランキングのトップ10に、ストップ高寸前まで買い進まれたPS三菱を含め、駒井ハルテック <5915> 、不動テトラ <1813> 、日本橋梁 <5912> 、安藤建設 <1816> 、宮地エンジニアリンググループ <3431> の6銘柄がランクインし、きょう17日も、続伸して寄り付いている。自公連立政権による「人からコンクリートへ」と舵を取るインフラ整備策、大型補正予算、来年度予算編成などへの期待を高めている。

  PS三菱は、東日本大震災で耐震性を実証、評価を高めたPC(プレストレスト・コンクリ-ト)橋などの構造物に耐震補強技術「PCコンファインド工法」や老朽橋梁を対象とする「橋守プロジェクト」などを展開、「わが国トップのPCゼネコン」を目指している。国土強靭化基本法では10年間に200兆円、防災・減災ニューディールでは同100兆円のインフラ整備を打ち出しており、関連需要の拡大思惑につながっている。

  株価は、今年11月につけた305円安値から野田前首相の解散総選挙表明をバネに底上げ、今期業績の下方修正も押し返して年初来高値までほぼ倍化した。なお、安倍トレードのシンボル株として上値トライが続こうよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【相場熟者が答える投資相談】サイバエージェントは買い増しも可、本格相場の可能性秘める(2012/12/12)
【編集長の視点】グリー株価強い、IPO高人気で関連・類似銘柄に連想買いが増勢(2012/12/12)
LED照明関連銘柄特集(5)=LED照明に続く次世代の省エネルギー型照明も注目(2011/05/10)
電子書籍関連銘柄特集(4)=電子書籍市場の主役を目指す連合体は?(2011/05/10)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事