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【アナリストの眼】上値余地大きいトシン・グループ、好業績に自己株買いで
<業績&株価分析>
トシン・グループ <2761> (JQS)は、電設資材や住宅設備機器の卸売事業を展開している。株価は短期調整一巡感を強めている。自己株式取得が需給面での支援材料となり高値圏回帰が期待されるだろう。
今期(13年5月期)連結業績見通しについての会社予想は、売上高が前期比0.1%増の437.5億円、営業利益が同0.6%減の24.1億円、経常利益が同0.3%減の32.35億円、純利益が同5.5%増の18.0億円としている。地デジ特需の反動減や設備需要抑制の影響を受けるが、省エネ関連の需要が堅調な模様である。第1四半期(5月21日~8月20日)は減収減益だったが、通期会社予想に対する進捗率は、売上高が24.0%、営業利益が24.2%、経常利益が23.2%、純利益が23.0%である。概ね順調な水準であり、通期下振れの可能性は小さいだろう。
8月6日発表の自己株式取得(期間12年8月7日~13年7月31日、取得株式総数の上限60万株、取得価額の上限15億円)については、12月4日時点で取得株式総数4万8900株、取得価額総額1億0199万9800円となっている。自己株式取得が引き続き需給面の支援材料となるだろう。
株価の動きを見ると、9月19日の年初来高値2350円から反落し、11月下旬には2000円近辺まで調整した。しかし足元では下げ渋り感を強めている。12月6日の終値2045円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS178円60銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間52円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3061円62銭で算出)は0.6倍近辺となる。
日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んで調整局面のようだが、足元では下げ渋る展開となり短期調整一巡感を強めている。自己株式取得が需給面での支援材料となり、高値圏回帰が期待されるだろう。また第2四半期累計(5月21日~11月20日)業績の発表が接近しており、思惑が広がる可能性もありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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