【編集長の視点】増配キヤノンは4連騰後もみ合い、フランス国債引き下げ響く

2012年11月20日 13:27

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  キヤノン <7751> は、58円高の2875円と4営業日続伸して始まったあと、9円安と売られるなど前日終値を挟むもみ合いに変わっている。

  前日19日大引け後に今12月期期末の創立75周年の記念配当増配を発表、好感して下げ過ぎ訂正買いが増勢となったが、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、フランスの国債の格付けを引き下げ、きょう朝方の東京市場の為替相場で、ユーロが、対ドルでフシ目の1ユーロ=1.2800ドルを割り、対円で1ユーロ=104円台から103円台とそれぞれユーロ安となったことが響き、利益確定売りも交錯している。

  記念配当は、世界経済の一段の減速など厳しい経営環境が続いているが、キャッシュ・フロー経営の徹底による経営効率向上で潤沢な手元資金を生み出せるとして実施する。未定としていた期末配当を記念配当10円を上乗せして70円として、年間130円(前期実績120円)に増配する。

  株価は、今期業績の下方修正で年初来安値2308円まで突っ込み、自己株式取得で2848円までリバウンド、この自己株式取得終了で再調整、その後の今期業績の再下方修正では、悪材料出尽くし感から2500円台で下値抵抗力を発揮した。PERは13倍台、配当利回りは4.5%と下げ過ぎを示唆しており、今期想定為替レート(1ドル=78円、1ユーロ=100円)を上回る円安が続くか、それとも再び円高へ反転するかどうかが、先行きの株価動向の大きなカギを握る。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株式評論家の視点】海老原紀雄氏に「相場見通しを聞く」(2012/11/19)
【株価診断】小野建の週足は株価大底示唆、建設関連人気加わり割安買いへ(2012/11/19)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事