【アナリストの眼】建設技術研究所、ボックス上放れ気配、新政権で受注増に拍車

2012年11月16日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  建設コンサルタント大手の建設技術研究所 <9621> は、株価が安値圏でのボックス展開から上放れの兆しを見せている。総選挙後の新政権による公共投資関連予算に対する思惑も支援材料となりそうだ。

  10月26日に発表した今期(12年12月期)第3四半期累計(1~9月期)の連結業績は、売上高が前年同期比3.6%減収だったが、営業利益は同6.4%増、経常利益は同3.1%増、純利益は同8.4%増の増益だった。重点分野の積極展開に加えて、災害復旧などに伴う公共投資関連予算の増加も追い風となった。グループ全体の受注高は同28.0%増の301億円と好調で、通期計画(前期比7.6%増の340億円)に対する進捗率は88.5%となった。

  通期見通しについては前回の会社予想を据え置き、売上高が前期比1.1%増、営業利益が同1.6%増、経常利益が同7.0%減、純利益が同18.5%増の見込みとしている。通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は、売上高が73.6%、営業利益が76.5%、経常利益が78.0%、純利益が77.2%と順調な水準であり、通期上振れの可能性もありそうだ。

  株価の動きを見ると、6月以降は概ね安値圏の440円~500円近辺のボックスレンジで推移しているが、10月以降は徐々に下値を切り上げている。11月15日の終値492円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS35円36銭で算出)は13~14倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間16円で算出)は3%台、実績PBR(前期実績の連結BPS1397円99銭で算出)は0.3倍台となる。

  週足チャートで見ると440円台で下値固めが完了し、足元では500円近辺のボックスレンジ上限に接近している。26週移動平均線を回復して強基調へ転換の兆しを見せているだけに、安値圏ボックスレンジから上放れの展開が期待されそうだ。足元の受注面の好調さに加えて、新政権による公共投資関連の思惑も支援材料だろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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