三井不動産、北海道苫小牧市でメガソーラーを建設 発電出力は約23MW

2012年10月30日 09:32

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三井不動産 苫小牧太陽光発電計画のイメージパース(画像:三井不動産)

三井不動産 苫小牧太陽光発電計画のイメージパース(画像:三井不動産)[写真拡大]

 三井不動産は29日、山口県山陽小野田市および大分県大分市(三井造船との共同事業)に続いて、北海道苫小牧市で太陽光発電所(メガソーラー)を建設し、北海道電力に売電する事業を行うと発表した。同事業は山口県山陽小野田市と同様、三井不動産の単独事業となる。

 今回、三井不動産は電気化学工業および日本ゼオンが保有する不動産の有効活用と、エネルギー・環境問題の解決に積極的な活動を行っている両社のニーズに対するソリューションとして、土地を賃借しメガソーラーを建設することとなった。また、同発電所で発電した電気については北海道電力に売電する予定。

 建設予定地の北海道苫小牧市は北海道南西部の太平洋側に位置し、札幌から車で約1時間の距離にあり、道内でも比較的温和な気候で積雪量が少ないことから年間を通してメガソーラーを稼働できる地域。

 同施設では日本製の太陽電池モジュール・設備を採用し、発電出力は約23MW(メガワット)となる。年間発電電力量に換算すると約2,400万kWhとなる見込みで、一般家庭の年間消費電力量約6,600世帯分に相当する。スケジュールは今年11月に着工し、2013年度の稼働を目指している。

 なお、既に発表済みの2施設(3施設とも2013年度稼働予定)を合計した発電出力は約53MWとなる予定で、年間発電電力量換算は約5,600万kWh、一般家庭の年間消費電力量約15,000世帯分相当になる見込み。

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