佐川急便、3輪EVを京都市で試験導入

2012年10月29日 22:55

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佐川急便が導入した3輪電気自動車(写真:佐川急便)

佐川急便が導入した3輪電気自動車(写真:佐川急便)[写真拡大]

 佐川急便は29日、京都において宅配便の集荷・配達に3輪電気自動車(EV)を試験導入したと発表した。

 今回導入した3輪EVは、光岡自動車とユアサM&Bが宅配サービス等での活用を想定し開発した新型車(車名:雷駆T3)で、SGホールディングスグループで車両整備・新車販売・ボディ販売事業を展開するSGモータースが集荷・配達に適した専用ボディを製造した。

 3輪EVはコンパクトで機動力があり、走行中に排気ガスを出さないため、環境面はもちろん、エリア内での効率的な集荷・配達での効果を見込んでいる。また、佐川急便では現在ドライバー職を中心に女性従業員の登用を推進しているが、トラックの運転に抵抗がある女性への新たなアプローチにつながるものと期待しているという。

 佐川急便では今後1年をめどに各種データを取得しつつ、効率的かつ環境負荷の少ない輸送モードの研究・開発に取り組んでいく。

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