【近況リポート】マルマエは再生計画が順調に進捗、今期最終益で黒字転換見込む

2012年10月26日 12:21

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■高い独自の技術力、受注好調なFPD事業急拡大を支える

  事業再生に取組むFPD、半導体などの製造装置関連機器製造のマルマエ<6264>(東マ)は、厳しい環境下ながら事業再生計画に沿い、着実に実績を積み上げ、前8月期決算では減収ながら営業利益など利益面で改善がみられた。

  特に、FPD事業では受注が着実に伸びはじめ、今期スタートである9月の月次受注額は163百万円と、11年7月実績188百万円に匹敵する水準となり、引き続き好調に推移している。この背景には、同社が独自開発した技術を活用した製品のクオリティーの高さがあり強味となっている。今期さらに受注獲得の武器として活用されることが期待される。

  再生計画の進捗率は、実績の積み上げにより確実に進んでおり、技術に支えられた営業力強化に加え、コストダウンの徹底化で生産性が向上、また、熊本工場閉鎖はじめ、借入金返済など負債圧縮も順調に進んだ結果、財務体質が強化されてきたことに、経営陣も手応えを感じている様子だ。

  こうした状況を踏まえ、このたび同社は、中期事業計画を改定し、~「原点回帰」から「進化へ」~前向きの力強い方針を打ち出した。

  また、今13年8月期業績予想では、黒字転換を前提として売上高1,100百万円(前期比0.3%減)と減収ながら営業利益65百万円(同29.0%増)、経常利益45百万円(同109.4%増)、当期純利益40百万円を見込んでいる。

■新中計:回帰から進化する「マルマエ」へ~『「強み」創出、そして活用』

  改定後中期事業計画(新中計)では基本方針として、強味の創出、その強みの活用で新しいマルマエへの「進化」を掲げ、数値目標としては自己資本20%を目指すことを明確にした。部門別目標ならびに対応策として、1)営業部門:高付加価値品拡大を目指し技術営業力の向上、2)関東事業部門:製造技術力底上げへ向け、データ化と管理向上への取組み、3)製造部門:技術者の能力向上を進めるために、リピート生産力強化を進める、4)品質管理部門:リピート対応力向上へ外注管理力の向上、5)管理部門:専門技術向上へ向け専門職内製化の推進、を決めた。

  事業戦略では、1、強味を伸ばし・活かす事業活動、2、小型機は半導体、大型機は原子力・鉄道など新分野の強化、3、リピート製品への対応力強化で利益率向上に取り組み、新しい受注拡大と守りの受注確保を目指し、半導体分野の伸長に合わせ「高精度」「リピート強化」「複雑化対応」に取組む。

  財務戦略では、再生計画に沿いさらに負債圧縮を優先するものの、事業戦略として直面する投資については、抑制的ながら再開を検討する。

■13年8月期の環境・施策、業績は受注好調のFPD事業が牽引か

  今期(12年9月~13年8月)事業別販売環境並びに営業方針は、以下の通りだが、受注好調のFPD事業が引続き業績アップへの牽引役を果たすと見られる。

 1)FPD分野は上期携帯端末向け小型装置の進展、下期海外案件への取り組みを見込んでいるが、国内案件では受注品種拡大に焦点を絞り、コストダウンに注力する。受注状況から見て上期は生産力いっぱいの受注状況が続くと見込んでいる。  2)半導体分野は、製造装置の市況環境は底抜けに近い環境で、足元堅調な消耗品にも先行き停滞懸念もあり、下期量産に向けた、試作品の受注拡大に取組む。  3)その他分野は、FPD分野の活況で生産余力に乏しく、目先的には新規案件の取込にまで手が回らない状況だが、FPDの受注状況を見ながら、原子力・鉄道車両・通信機器関連での新規分野開拓に取組む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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