丸紅、大分市でメガソーラー発電事業を実施 国内最大級の8万1500kW

2012年10月22日 16:59

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大分メガソーラー完成イメージCG(画像:丸紅)

大分メガソーラー完成イメージCG(画像:丸紅)[写真拡大]

 丸紅は22日、子会社の丸紅エネックスと昭和電工などが大分県大分市の大分臨海工業地帯6号地に所有する土地合計約105ヘクタールに、メガソーラー(大規模太陽光発電所)を建設し、発電事業を行うと発表した。発電出力は8万1,500キロワットで、単一事業者による1ヶ所での事業規模としては国内最大級となる。

 丸紅が100%出資する運営会社を新設し、今年11月に着工、2014年3月に発電所を完成し操業を開始する予定。年間予想発電量は8,700万キロワット時で、一般家庭約3万世帯分の年間消費電力量に相当する。

 発電した電力は20年にわたり九州電力に売電する。今回の案件により、長期間使用されずにいた遊休地を有効活用できるだけでなく、発電・保守・トラブル等のデータを収集し、今後のメガソーラー案件開発において事業リスク試算に役立てる。

 丸紅では、太陽光・リチウム・スマートコミュニティ戦略委員会という社内横断組織が中心となり、メガソーラー等の環境ビジネスへの取り組みを推進している。同案件はエネルギー第一部門と電力・インフラ部門の共同プロジェクトで、また化学品部門が扱う太陽光パネルを採用するなど、複数の部門が連携して取り組んでいく。

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