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JTB、「EVモビリティ観光活性化事業」の実証実験を栃木県那須町で開始
JTBグループのJTB法人東京は16日、栃木県那須町の那須温泉旅館組合、三菱自動車工業の協力により、環境にやさしいクリーンな観光地を目指す「EVモビリティ観光活性化事業」の実証実験を栃木県・那須町で開始したと発表した。
那須エリアでは、周辺のレジャー施設などへの二次交通が課題となっており、宿泊施設からの移動手段としてEVレンタカーの需要が見込まれている。宿泊施設にEVを導入することで、宿泊者へのレンタカー事業とあわせて、閑散期などには業務用車両としても活用できるため、EVを活用したビジネスモデルの確立に向けた実証実験をはじめた。
今回の実証実験では、那須町の宿泊施設4か所(松川屋那須高原ホテル、大丸温泉旅館、エピナール那須、サンバレー那須)に三菱自動車の「i-MiEV(アイミーブ)」を各2台ずつ配備し、国や県の補助を受けて充電器を整備した。宿泊客が午前または午後の3時間、EVを無料でレンタルできる「EV無料試乗体験3時間つき宿泊プラン」を11月末まで販売する(11月末までの宿泊分)。実証実験後は、利用実績やレンタカー料金などの検証を行い、宿泊施設を発着拠点とした有料のEVレンタカーの事業化を来春までに目指す。
JTB法人東京では、那須で構築したビジネスモデルをもとに、全国の観光地に対し「EVモビリティ観光活性化事業」を推進し、2017年までの5年間で全国30の観光地で導入を目指す。旅行者が安心してEV・PHVを利用したドライブ旅行を楽しめるとともに、クリーンでエコな観光地づくりに貢献していく。
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