【編集長の視点】KLabは前期業績下ぶれ着地で急反落、業績拡大不変で突込み買い

2012年10月16日 14:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  KLab <3656> は、80円安の527円と売られて急反落。東証1部値下がり率ランキングの第1位となっている。前日15日大引け後に8月期決算を発表、前期に続き決算期変更となった今期も、実質で連続過去最高純利益更新を予想したが、前期業績が今年7月の予想値をやや下ぶれて着地し、未定としていた配当を前期・今期と無配継続としたことが響き、10月9日につけた5月18日の東証1部指定替え後以来の高値688円を前に利益確定売りが先行している。

  前期業績は、利益が、今年7月に開示した予想値を各5800万円下ぶれたが、前々期比2.6倍増収、2.9倍経常増益、2.9倍純益増益と連続高変化した。ソーシャルアプリ市場が、スマートフォンやタブレット端末などの新たなプラットフォームの確立により高成長しており、モバイルオンラインゲームの企画・開発・運営に注力、期末のソーシャルアプリのタイトル数が16本となり、「真・戦国バスターfor iPhone」、「キャプテン翼モバイル」、「TELES OF KIZUNA」などが牽引、米国で企画したアプリケーションをフィリピンの開発拠点で開発するなどの国際分業体制を構築したことなども業績を押し上げた。

  今期業績は、8月期決算から12月期決算に変更し16カ月の変則決算となり前期比較はないが、純利益は、30億8800万円と予想した。ゲーム事業に引き続き積極的に取り組み、国内・海外で新作ゲームを積み上げ、先行投資負担や海外プロモーション展開に伴う広告宣伝費の増加を吸収、12カ月換算では実質40%強の増益を見込んでいる。

  配当は、グローバル市場への進出やアプリケーションのリッチ化に対応した開発体制の構築に先行投資が必要として前期配当を見送り、今期も無配継続を予想した。

  株価は、高額アイテム商法「コンプリートガチャ」のサービス中止で400円台まで急落し、安値で発表した東証1部指定替えと自己株式取得を好感してストップ高を交えて633円まで急騰、その後は、指定替え後安値375円安値まで再調整して同高値まで8割高した。実質予想PERは5倍台と割安であり、目先売り一巡後の再騰展開も想定範囲内となる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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