旭硝子、国内最大級の工場屋根メガソーラーを建設 超軽量パネル採用で実現

2012年10月2日 13:57

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化学強化特殊ガラス“Leoflex”を採用したソーラーパネル イメージ(画像:旭硝子)

化学強化特殊ガラス“Leoflex”を採用したソーラーパネル イメージ(画像:旭硝子)[写真拡大]

 旭硝子は1日、高砂工場(兵庫県高砂市)の屋根を活用して発電容量約5メガワットのメガソーラーを建設し、2013年3月に稼働開始すると発表した。同メガソーラーでは、旭硝子の薄くて強いガラス“Leoflex”を搭載した超軽量ソーラーパネルを一部に採用することで、従来型のソーラーパネルでは設置が難しいスペースも有効活用し、屋根に設置する発電システムとしては国内最大規模を実現する。設置面積は約7万m2(“Leoflex”搭載の超軽量ソーラーパネルの設置面積は1.3万m2)。

 旭硝子は、自社工場の屋根を活用したメガソーラーについて検討し、屋根面積が最も広く確保できる高砂工場への設置を決定した。同工場には、従来型のソーラーパネル(約12kg/m2)が荷重制限のために設置できない箇所もあったが、“Leoflex”の搭載により重量を半分以下とした超軽量ソーラーパネル(6kg弱/m2)を採用し、補強工事することなく設置が可能となった。この結果、同工場の太陽光パネルの設置面積は従来型のパネルのみで構成した場合に比べ、約2割拡大している。

 旭硝子は、化学強化特殊ガラス“Leoflex”の特徴を活かし、住宅・ソーラーなど様々な用途における薄型化、軽量化のニーズに応えるソリューションを提供していく。

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