【アナリストの眼】アトム株価は一服場面も好調月次売上背景に上昇トレンド不変

2012年10月2日 09:49

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  居酒屋、洋食、寿司、焼肉などの外食チェーンを展開するアトム <7412> (東2)は、足元の売上が好調な模様であり、中期的にも収益改善期待が高まる。

  会社リリースの月次売上動向を見ると、4~8月累計の飲食事業直営店舗売上高(前年同期比、概算)は、全店105.6%(居酒屋111.1%、洋食116.2%、寿司95.6%、焼肉105.2%など)、既存店101.3%(居酒屋99.5%、洋食101.9%、寿司97.5%、焼肉110.9%など)と好調に推移している。このうち8月単月は、全店115.5%(居酒屋111.3%、洋食127.4%、寿司100.4%、焼肉115.0%など)、そして既存店107.9%(居酒屋102.6%、洋食114.0%、寿司100.3%、焼肉120.0%)となり、特に足元の8月の好調が目立っている。

  05年にコロワイド <7616> の連結子会社となり、09年にジクト(旧ステーキの宮と旧アムゼが合併)と合併した。合併後は中京、北関東、東北地区での積極出店に加えて、不採算店の閉鎖や業態変更も加速させており、シナジー効果などの成果が表れているようだ。今期(13年3月期)は大幅増収、大幅営業増益の見込みである。税効果の一巡で最終減益の見込みだが、足元の好調を考慮すれば通期上振れの可能性もあり、中期的にも収益改善基調が期待される。

  株価の動きを見ると、強基調の展開で9月25日には年初来高値424円まで上昇する場面があった。その後は9月末の株主優待の権利落ちで反落し、足元では400円台を割り込んだ水準である。10月1日の終値388円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS4円98銭で算出)は78倍近辺、今期予想配当利回り(普通株式に係る会社予想の年間2円で算出)は0.5%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS35円03銭で算出)は11倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見るとサポートラインの26週移動平均線を維持している。3月末と9月末の株主優待権利取りの反動で一時的に反落する特性も見られるため、トレンド転換とは言えないだろう。テクニカル面での過熱感はなく、足元の売上の好調さ、今期業績の上振れ期待、中期的な収益改善期待などを考慮すれば、適度な押し目を入れながら上値を追う可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【注目のリリース】ソフトバンクがイー・アクセスを完全子会社化し「LTE」など拡充(2012/10/02)
【注目のリリース】「東京ディズニーランド」「シー」入場者が過去最高に(2012/10/02)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事