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【株式評論家の視点】波乱の日本航空、新規上場では7割個人、市場への影響大きく注視
<銘柄の見所>
日本航空 <9201> が波乱場面に遭遇している。新規上場の19日は公開価格を20円上回る3810円で初値を形成する順調なスタートをきった。翌日こそ小幅高で堅調な動きだが、21日には中国との関係悪化による10月の中国向け減便など悪材料が浮上し大幅安に売られた。25日は3375円まで急落場面に見舞われた。
新規上場に際しては個人投資家が7割の引き受けとなっており、同社が崩れるようだと全体への悪影響の度合いは大きい。新規上場を前にした業者間での取引、グレーマーケットでは一時4150円で約定されたとの観測が流れ、先高感が強かった分、市場の失望感も強いようだ。
ただ、そうした条件を踏まえた上で個人投資家の買いがこの下げ局面で積極的に流入し始めている。新規上場でチャート上に下値のメドが見つからないだけに、底値感を示す一つのシグナルとして注目される。ただ、格安航空会社(LCC)参入などに伴って足元の航空ビジネスの厳しさも指摘されており、あまり高い天井は期待できそうにない。とりあえずは目先筋の一巡後のリバウンドのタイミングに注目したい。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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