【アナリストの眼】インタースペース、成果報酬型広告がスマホ経由で拡大、上方修正

2012年9月6日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  インタースペース <2122> (東マ)は、アフィリエイト(成果報酬)型ネット広告事業を主力として、ゲームなどソーシャルアプリを取り扱うメディア事業も展開している。中国市場への展開も開始しており、好業績のネット関連として注目したい。

  8月3日に今期(12年9月期)連結業績見通しの上方修正、9日に第3四半期累計(11年10月~12年6月期)の連結業績を発表した。第3四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比26.7%増、営業利益が同52.3%増、経常利益が同43.1%増、純利益が同54.5%減となった。純利益は税効果会計の一巡で減益だったが、主力のアフィリエイト事業は金融・保険分野やコンテンツ分野を中心に、スマートフォン経由の広告売上が好調だった。開発体制強化などに伴い人件費が増加したが、増収効果で営業利益は大幅増益だった。

  修正後の通期会社予想は、前回予想に対して売上高を15億07百万円増額の117億65百万円(前期比24.3%増)、営業利益を91百万円増額の5億10百万円(同40.7%増)、経常利益を97百万円増額の5億07百万円(同36.1%増)とした。アフィリエイト事業でスマートフォン関連が想定以上に好調なためとしている。純利益については税負担の増加が見込まれるため、前回予想の221百万円(同49.3%減)を据え置いた。なお年間配当については未定としている。

  株価の動きを見ると、7月下旬以降は概ね7万円台前半のレンジでモミ合う展開となっている。8月3日の通期業績見通しの上方修正に対しても反応は限定的のようだ。5日の終値7万3700円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6588円36銭で算出)は11~12倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS6万3607円21銭で算出)は1.1倍台となる。

  週足チャートで見ると26週移動平均線近辺でモミ合う展開である。第3四半期(4~6月期)売上高がソーシャルゲーム関連の伸び悩みなどで、第2四半期(1~3月期)比1.0%減少したため、成長鈍化懸念に繋がっている可能性がありそうだ。ただし下値を徐々に切り上げているだけに、きっかけ次第でモミ合いから上放れる場面があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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