【アナリストの眼】今期2ケタ増収益の桧家ホールディング、利回り、PER割安圏著

2012年8月31日 10:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  桧家ホールディングス <1413> (名2)は、木造注文住宅を主力として分譲住宅や断熱材も展開している。今期好業績見通しに加えて、消費増税前の駆け込み需要が材料視される可能性があるだろう。

  8月10日に発表した今期(12年12月期)第2四半期累計(1~6月期)連結業績は、売上高が前年同期比26.4%増、営業利益が同32.1%減、経常利益が同26.2%減、純利益が同35.1%減、注文住宅の受注高は同19.6%増だった。前回(2月10日公表)予想に対する達成率は、売上高が98.9%、営業利益が118.3%、経常利益が120.0%、純利益が125.3%だった。前回予想時点で第2四半期累計は費用増を主因として大幅減益見込みとしていたが、実績の利益は前回予想を上回った。

  注文住宅事業は、11年12月に子会社化した桧家住宅三栄(旧三栄ハウス)も寄与して、受注および完成引き渡しは順調だった。営業利益は桧家住宅三栄の統合、展示場新規出展、テレビCMなどで費用が増加したため減益だった。不動産事業は、11年11月に子会社化した桧家不動産千葉(旧池田住販)も寄与して分譲棟数が増加した。営業損益は粗利益率低下や費用増加などで悪化した。断熱材事業は特需一巡や営業所開設費用増加などで減収減益だった。

  通期見通しは前回の会社予想を据え置いた。売上高が前期比27.7%増の500億円、営業利益が同15.2%増の45億円、経常利益が同12.4%増の46億円、純利益が同16.0%増の25億円とし、配当予想も年間36円(第2四半期末10円、期末26円)を据え置いた。第2四半期累計の通期会社予想に対する進捗率は売上高が40.5%、営業利益が17.4%、経常利益が19.8%、純利益が17.0%と低水準だが、第2四半期累計は計画を上回る水準で推移しているため、ネガティブ材料にはならないだろう。

  株価の動きを見ると、8月15日に861円まで下落する場面があり、10日に発表した第2四半期累計の減益を嫌気した可能性が考えられるが、売り一巡後は概ね870円~900円近辺で推移している。30日の終値880円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS184円16銭で算出)は4~5倍近辺、今期予想配当利回りは4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS460円80銭で算出)は2倍近辺となる。

  週足チャートで見ると徐々に上値を切り下げているが、下値も800円台半ばが支持線の形であり、概ね900円を挟むレンジでモミ合い展開のようだ。指標面には割安感が強く、通期好業績見通しへの再評価や、消費増税前の駆け込み需要の材料性も考慮すれば反発の可能性があり、1000円台回復が当面のターゲット水準だろう(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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