サンリオは3月通期業績の減益転換予想を織り込み好需給主導で反発

2012年8月21日 11:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  サンリオ <8136> (東1)は21日、35円高の2519円まで上げて3営業日ぶりに反発している。同社株は、今年7月31日の今3月期第1四半期(1Q)決算発表時に、今期業績を期初予想を変更せず、減益転換としたことから年初来安値2301円に顔合わせする急落を演じたが、欧州債務不安の後退などから下げ過ぎとして下値買いが続いており、売り長で逆日歩のつく信用好需給も材料株思惑を高めている。

  同社の1Q業績は、前年同期比3%増収、11%経常増益、1%純益増益と続伸し、期初予想の第2四半期(2Q)累計業績対比の利益進捗率は、55~54%と目安の50%を上回った。

  ライセンス事業で、円高や欧州景気減速による欧州のライセンス収入の減少を好調な米国のライセンス事業が補い、経常利益は、前期まで営業外費用に計上していた海外ロイヤリティの外国税額を今期から法人税に充当して続伸、純利益は、投資有価証券評価損、本社移転に伴う事務所移転費用を計上して続伸幅を縮めた。

  2Q累計・3月通期業績は、欧州債務危機の欧州景気に対する悪影響が楽観視できないとして期初予想を据え置き、通期純利益は、122億円(前期比15%減)と減益転換を見込んだ。

  株価は、今期業績の減益転換予想が市場コンセンサスを下回り、自己株式取得も実施したが、この取得終了とともに年初来安値2301円まで調整、この安値での下値鍛錬が続いた。PER評価では18倍台と割安感は小さいが、信用好需給主導で一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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