【アナリストの眼】アスカネット売り一巡で反発へ、減益は原価償却増で前向き評価

2012年8月5日 09:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【今、この銘柄】

  写真集制作などを手掛けるアスカネット <2438> (東マ)は、今期の減益見通しを嫌気した売りが一巡し、反発の可能性がありそうだ。

  葬儀社向けの遺影写真のデジタル加工や、個人向けの1冊からの本格的な写真集制作などを主力事業としている。遺影写真は葬祭関連、写真集制作は婚礼関連が主力市場であり、景気変動の影響を受けにくい模様だが、低価格化の流れもあるだけに、新サービスや事業領域拡大などによる収益基盤強化が課題だろう。

  今期(13年4月期)通期業績(非連結)についての会社予想は、売上高が前期比5.5%増、営業利益が同18.0%減、経常利益が同18.7%減、純利益が同14.4%減で、増収減益見込みとしている。遺影写真関連は安定的に伸びるが、為替の円高影響に加えて、減価償却費や広告宣伝費の増加が減益要因の模様である。年間配当については26円(期末一括26円)としている。

  株価の動きを見ると、4月25日に年初来高値824円を付けたが、反落して6月15日に607円、そして7月25日には年初来安値となる605円まで下落した。ただし足元では600円台半ばに戻しており、今期の減益見通しを嫌気した売りは一巡した模様である。

  8月3日の終値650円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS87円37銭で算出)は7~8倍近辺、今期予想配当利回りは4%近辺、実績PBR(前期実績のBPS723円34銭で算出)は0.9倍近辺で、割安感のある水準だろう。

  さらに6月15日と7月25日の安値でダブルボトムを形成した感もあり、目先は反発の可能性があるだろう。当面のターゲット水準は26週移動平均線回復の700円台前半だが、ダブルボトムで底打ちを確認すれば、戻り歩調の展開も期待されそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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