【注目の決算銘柄】資格取得のTACは「公務員」や税務申告ソフト好調

2012年7月31日 20:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■営業利益は減益だが特別益などで純利益は約4倍

  「資格の学校」大手のTAC <4319> の第1四半期(4~6月)連結業績は、純利益が、校舎移転にともなう補償金などにより、前年同期比約4倍の12.16億円となり、売上高は同7.0%減の60.42億円、営業利益は同17.4%減の4.79億円となった。売上高・営業利益は減益になったものの、事業特性として、資格講座の本試験が7月から8月に実施されるものが多く、業績予想に関しては、8月以降の次年度向けコースの申込状況を見た上で判断する必要がある。

  個人教育事業の売上高は、公認会計士はじめ財務・会計分野が前年同期比18.9%減、司法試験などの法律分野が同28.7%減となった。ただ、講師料、教材制作のための外注費、賃借料等の営業費用は同6.4%減少。スクール各校の面積削減や講師料の削減等、各種コスト削減効果が本格的に表れてくるのは翌四半期以降になり、コスト削減効果はこれからになる。

  一方、法人研修事業では、企業研修・大学内セミナーが好調で、とくに公務員・労務分野が同21.2%増と大きく伸びた。また、税務申告ソフト「魔法陣」事業は同23.2%増と好調に推移した。

  3月通期の業績予想は、8月以降の申込状況やコスト削減効果などの推移を見ながら精査し、適時開示する方針のため、今回は期初の予想のままとし、売上高を前期比2.8%減の219.51億円、営業利益は1.76億円の赤字、純利益は6.58億円の黒字とした。予想1株利益は36円12銭。

  株価は7月26日に120円の年初来安値をつけたあと持ち直し、本日の終値は130円(1円高)。予想1株利益の3倍台のため、業績動向が強含んでくれば、東証1部全銘柄の平均PER11.7倍との比較で大幅な割安さがクローズアップされる可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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