【株価診断】大和ハウス強い新高値、人口減ハネ返し好業績、PER割安

2012年7月18日 15:27

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大和ハウス工業 <1925> の18日(水)株価は、25円高の1156円と3営業日続伸、年初来高値に進んだ。これまでの高値は、去る、7月4日の1144円。また、この1150円台水準は2008年6月頃以来でもある。

  振り返ると、チャート上では2007年3月につけた2260円が目に入る。業績面からみれば2260円挑戦も可能性としては期待できそうだ。営業利益と1株利益推移でみれば、2010年3月期営業利益627億9700万円、1株利益33.0円→2011年3月期876億9700万円、47.1円→2012年3月期1149億5500万円、57.3円→2013年3月期(予)1180億円、100.2円、とすばらしい伸び。この間、2010年3月期に年17円だった配当は今期年30円の予定。まさに、業績でも株価でも症状的に言えば、「健康状態良好」といえる。

  一方、少子高齢化・人口減少に伴う住宅市場縮小の心配はある。この点に関し同社では「国内市場の構造変化・新しい顧客層の開拓」を掲げ、2013年度を最終年度とする中期計画を掲げている。

  市場環境を「女性の単身世帯増加」、「築30年以上のマンション増加」、「築20年以上の賃貸住宅増加」、「スマートハウスの拡大」、「65歳以上の単身世帯数増加」などに対応した需要取り込みを展開。2013年度で売上2兆円、営業利益1200億円の見通し。

  信用買残は昨年4~5月頃の高水準からみれば大きく減少。逆に、空売り(信用売り残)の増加が目につく。売り方は恐らく人口減少による国内マーケットの縮みを手がかりにしているものとみられる。

  利回りは2.59%、PERは11.5倍。指標面での割高感はない。住宅業界の縮みについては、昨日今日出てきた話ではないし、むしろ、この数年、好調な業績を挙げてきた同社の経営力は見直されるだろう。上昇ピッチの速いことに対する微調整はあっても本格的な調整とはならないだろう。売り残がさらに増えるようなら人気が盛り上がり2260円挑戦も予想される。押し目は買いだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【今、この銘柄】ヤーマン2ケタ増益でPER6倍は割安の一語、美容・健康器好調(2012/07/18)
日本電波工業は目標株価を好感しスマホ関連妙味で値上がり率3位(2012/07/18)
アークスは業績上方修正を追撃材料に割安株買いが拡大し連日の高値(2012/07/18)
イビデンはインテルの業績伸び悩み、株価下落も織り込み済みで急反発(2012/07/18)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事