日産、北九州市にEV「リーフ」を無償提供 大阪に続き節電で協働

2012年7月9日 12:31

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 日産自動車は9日、ゼロエミッションモビリティの推進に向けたパートナーシップを組む北九州市と協働で、電力供給システム"LEAF to Home"を活用した節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施し、同市における安定的な電力需給に貢献すると発表した。

 日産は、電気自動車(EV)「日産リーフ」とニチコン株式会社(本社:京都市中京区)が開発した"EVパワーステーション"を複数の公共施設に無償提供する。また、民間向けとして北九州市在住の個人(介護指定事業者や一般企業の法人を含む)を対象に希望者を募集し、50台分を無償で提供する。募集期間は7月9日から22日まで。なお、 日産リーフの無償提供は2012年度末(2013年3月末)までとなる。

 電力供給システム"LEAF to Home"は、「日産リーフ」に搭載している駆動用の大容量リチウムイオンバッテリーから電気を供給するシステム。夜間電力や太陽光発電を使って「日産リーフ」に充電し、蓄えた電気を日中の電力需要が高まる時間帯に使用することで、電力消費のピークシフトに貢献する。さらに、停電時や非常時などにはバックアップ電源としても活用が可能。

 なお、日産は、これまでにも大阪府及び大阪市と節電対策「日産リーフで節電アクション」を実施することを発表しており、"LEAF to Home"活用による節電対策の支援を行っている。

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