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【注目の決算発表】岡野バルブ製造は4連騰、上方修正の2Q業績発表で割り負け訂正買いが続く
岡野バルブ製造 <6492> (東2)は9日、5円高の241円と変わらずを挟み4営業日続伸している。前週末6日大引け後に今年6月に上方修正した今11月期第2四半期(2Q)累計決算を発表、V字回復したことを再評価して割り負け訂正買いが増勢となっている。
関西電力 <9503> (東1)の大飯原子力発電所3号機が、9日午前1時にフル稼働したことから、運転休止中の原発の再稼働期待も高めフォローの材料視されている。
同社は、6月に2Q累計業績の上方修正と11月通期業績の下方修正を発表したが、株価は、大飯原子力発電所の再稼動と重なり、2Q累計業績の上方修正をポジティブに評価して下値を切り上げた。
2Q累計業績は、前年同期比9%減収、51%経常増益、2.8倍純益増益とV字回復した。バルブ事業で大間原子力発電所向け弁の納期が一部先送りされ、国内で原子力発電所が稼働できない状況を続いたが、メンテナンス事業で除染作業などの復興工事に注力、収益性の高い原子力発電所定期検査工事の施工で原価率が好転し、固定費削減、作業効率の向上などコスト削減策で原価が引き下げられV字回復した。
11月通期業績は、海外向けが円高で価格競争力が低下し、メンテナンス事業で原子力定期検査工事が見込めないことから下方修正しており、この減額値に変更はなく、純利益は、2億7000万円(前期比29%減)と続落を見込んでいる。
株価は、業績下方修正と原発再稼働が綱引きとなり、原発再稼働が大飯原発以外にも拡大するとの観測がなされて上ぶれた。PERは15倍台、PBRは0.4倍と割り負けており、一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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