【話題】「ヒッグス粒子」発見のコア技術、浜松ホトニクスに高人気

2012年7月5日 13:48

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  世界的発見として話題を集めている「ヒッグス粒子」。そのLHC(ラージ・ハドロン・コライダー=大型衝突型加速器)の心臓部ともいえる粒子の計測になくてはならない技術として浜松ホトニクス <6965> に、マーケットで熱い視線が注がれている。5日(木)の株価は50円高の2780円と急伸している。

  宇宙で飛び交う電子に「ヒッグス粒子」が結びつくことで質量が生まれることから、すべての物の基本になるものとして注目されている。ヒッグス粒子がなかったら宇宙の星は生れなかったという。

  浜末フォトニクスに聞いた。「当社は大小いろいろの加速器向けに光計測器を手がけています。今回の装置は山手線並みの加速器で超大型です。陽子と陽子をぶつけると、そこから別の粒子が出てきます。その粒子が、どちらの方向に飛んだか、エネルギーはどのくらいだったかなど、『粒子飛跡』の計測に使われました。今回のヒッグス粒子発見のためのコア技術でした。当社の培ってきた光検出の技術の高いことが評価されたものと思っています」ということだ。

  とくに、海外売上比率が約7割のグローバル企業だけに、高技術に対する評価は大きい。今9月期の配当は2円増配の年46円の予定。予想1株利益も135.5円と優秀。利回り1.65%、PER20.5倍。指標はとくに割安というわけではないものの、偉大なる発見に貢献の企業との評価から年初来高値3245円奪回は十分期待できるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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