チューリング氏の死、自殺ではなかった?

2012年6月26日 11:20

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記事提供元:スラド

 eggy 曰く、

 アラン・チューリング氏の死は、青酸中毒による自殺と判定されて以来一般的にはそのように受け止められて来たが、B. Jack Copeland 教授が、チューリング氏の死は自殺ではなく、実験中に誤って青酸化合物を吸い込んでしまったことによる事故死であるとの見解を表明したとのこと。Copeland 教授は、チューリング氏の業績アーカイブをまとめたサイト Alan Turning.net のディレクターを務めており、間もなくチューリング氏の伝記本を発表する (本家 /. 記事The Guardian 記事より) 。

 氏によれば、当時の死因究明では検死官が証拠の調査を充分に行っておらず自殺という判断に飛びついてしまったとのこと。また、当時の新聞に掲載された発言を見る限り、検死官は極めて偏った見方をしていたという。「精神のバランスが乱れてしまっていた」、「彼のようなタイプの人間の場合、精神状態から次に何をしでかすのか全く検討がつかない」などと述べていた。

 医学的証拠が示すところによれば、チューリング氏は青酸カリを飲んだり口にしたのではなく吸い込んだしまったことが分かるとしている。また、当時警察は氏の研究室から強烈な青酸化合物の臭いが漏れ出ていたと報告しており、これは氏が青酸化合物を使用したアマチュア実験を行っていたからだとの見解を示している。

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