キリンHDの豪子会社、豪地ビールの製造・販売会社を約200億円で買収

　キリンホールディングス（HD）は18日、同社の100％子会社である豪州ライオン社（LN社）が、発行済み株式総数の約36％を保有し、豪州でクラフトビール（地ビール）の製造・販売を行うリトル・ワールド・ビバレッジ社（LWB社）の発行済み全株式を、一株当たり5.3豪ドル、総額約2億5,000万豪ドル（約200億円）で追加取得し、100％子会社とする手続きを開始することについて、LWB社の取締役会と合意したと発表した。

　LN社は2000年にLWB社に出資し、以後長年にわたり同社の事業運営を支援してきた。今回の買収により、LN社は、LWB社が保有するブランドを自社のクラフトビールの商品ポートフォリオに加え、両社の強みを融合することで、拡大が続く豪州クラフトビール市場において更なる成長を目指す。