【外国為替市場展望:ドル・円相場】米FOMCやギリシャ再選挙後の主要国の政策対応が焦点

2012年6月17日 16:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【外国為替市場フューチャー:6月18日~22日のドル・円相場見通し】

■1ドル=77円台~80円台を想定

  来週(6月18日~22日)のドル・円相場については、概ね1ドル=77円台~80円台のレンジを想定する。

  大勢としては米追加緩和期待でのドル売り・円買い優勢の流れだろう。したがって19日~20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)が当面の焦点だろう。

  ただし1ドル=77円台では、日本政府・日銀によるドル買い・円売り市場介入が強く意識される。またギリシャ再選挙の結果を踏まえての主要各国の政策対応も焦点になるだろう。

  前週(6月11日~15日)のドル・円相場については、概ね1ドル=78円60銭台~79円70銭台のレンジで推移した。日銀金融政策決定会合、ギリシャ再選挙、G20首脳会議、米FOMC(連邦公開市場委員会)などの重要イベントを控えて小動きだった。週末15日の海外市場で終盤は1ドル=78円70銭~80銭近辺だった。

  11日~14日は概ね1ドル=79円台で推移した。重要イベントを控えて様子見ムードも強い中、スペイン銀行救済問題に対する楽観的な見方の後退、IMF(国際通貨基金)代表団の「中期的に見て円は過大評価」声明など、強弱材料が交錯した。週末15日には、日銀金融政策決定会合での追加緩和見送りや、低調な米主要経済指標を受けての米追加緩和期待で、1ドル=78円台に円が上昇した。

  ドル・円相場に関しては、大勢としては米追加緩和期待のドル売り・円買い優勢の流れだが、ギリシャ問題やスペイン問題に対する警戒感でのユーロ売り・ドル買い、そしてドル買い・円売り市場介入への警戒感が交錯する状況に大きな変化はないだろう。

  来週は17日のギリシャ再選挙の結果にも左右されるが、19日~20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)が当面の焦点だろう。また、世界の主要中央銀行がギリシャ再選挙後の金融市場の混乱に備えて協調資金供給する用意があると表明していることが安心感につながっているため、ギリシャ再選挙の結果を踏まえての主要各国の政策対応も注目点になるだろう。

  来週の注目スケジュールとしては、17日のギリシャ再選挙、18日~19日のG20首脳会議、19日の独ZEW景気期待指数、米5月住宅着工件数、19日~20日の米FOMC(連邦公開市場委員会)、20日の日本5月貿易統計、米FOMC声明と経済見通し発表、バーナンキ米FRB議長の記者会見、20日~21日のECB理事会(金利発表なし)、21日のユーロ圏4月経常収支、ユーロ圏6月総合・製造業・サービス部門PMI速報値、ユーロ圏財務相会合、スペイン短中期債入札、米5月中古住宅販売、米5月景気先行指数(コンファレンス・ボード)、米6月フィラデルフィア地区連銀業況指数、米新規失業保険申請件数、米6月製造業PMI速報値、22日の独6月IFO業況指数、フランス・ドイツ・スペイン・イタリア首脳会議、EU財務相理事会などがあるだろう。

  その後の注目イベントとしては、25日の独7月消費者信頼感指数、米5月シカゴ連銀全米活動指数、米5月新築一戸建て住宅販売、26日の米4月S&Pケース・シラー住宅価格指数、米6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)、27日の米5月耐久財受注、28日の英1~3月期GDP確報値、米1~3月期GDP確報値、28日~29日のEU首脳会議、29日のユーロ圏6月消費者物価指数速報値、米5月個人所得・消費支出、7月2日の米6月ISM製造業景気指数、4日~5日の英中銀金融政策委員会、5日のECB理事会、6日の米6月雇用統計などが予定されている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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