世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月13日分

2012年6月14日 11:12

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

【6月13日の主要経済指標と市場の反応】

■海外市場は米5月小売売上高が低調で米国株は下落、為替はユーロ買い戻しやや優勢」

  13日の日本株式市場やアジアの主要株式市場は、前日12日の米国株式市場が上昇した流れを受けて概ね堅調だった。

  13日の欧州株式市場は高安まちまちで、米国株式市場は下落した。米5月小売売上高が弱材料視されたうえに、ギリシャ問題に対する警戒感が優勢だった。外国為替市場ではユーロ買い戻しがやや優勢になった。

≪13日 日本≫

  4月機械受注統計で、設備投資の先行指標となる船舶・電力を除く民需(季節調整値)は前月比5.7%増加となった。3月は同2.8%減少だったが、2カ月ぶりに増加に転じた。市場予想に対しても上振れた。内訳は非製造業が同25.2%増加した。コンビニやスーパーなどの新規出店関連で卸売業・小売業からの受注が大幅に増加した。製造業は同3.4%増加した。化学関連の大型案件が寄与し、情報通信関連からの受注も増加したが、自動車は大幅に減少した。市場の反応は限定的だった。

  株式市場は前日の米株高を受けて堅調だったが、薄商いで様子見ムードの強い展開だった。

≪13日 アジア・オセアニア≫

  主要経済指標の発表はなかったが、前日の米国株式市場が上昇した流れを受けて、中国などアジアの主要株式市場は総じて堅調だった。

≪13日 ユーロ圏≫

  独5月消費者物価指数改定値は前月比0.2%下落、前年同月比1.9%上昇となった。いずれの速報値および市場予想と同水準だった。市場の反応は限定的だった。

  ユーロ圏4月鉱工業生産は前月比0.8%減少、前年同月比2.3%減少となった。3月改定値の前月比0.1%減少(同0.3%減少から上方修正)、前年同月比1.5%減少(同2.2%減少から上方修正)に比べて減速したが、市場予想を上回った。ただし市場の反応は限定的だった。

  ロイターは、6月28日~29日のEU首脳会議で、ユーロ圏はより強力な銀行・財政統合とガバナンス向上が必要との見解で一致する見通しと報じた。

  また格付け会社ムーディーズ・インベスターズが、スペイン国債格付けの3段階引き下げを発表した。

≪13日 米国≫

  米週間住宅ローン申請指数(新規および借り換え)は前週比18.0%上昇し、09年以来の高水準となった。このうち新規は同12.8%上昇、借り換えは同19.2%上昇した。前週(新規および借り換え)は同1.3%増加だった。

  米5月卸売物価指数は前月比1.0%下落となった。4月の同0.2%下落に比べて一段と下落し、市場予想も下回った。食品・エネルギーを除くコア指数は同0.2%上昇となり、4月の同0.2%上昇および市場予想と同水準だった。

  米5月小売売上高は前月比0.2%減少だった。ガソリン価格の下落が影響した。4月改定値の同0.2%減少(同0.1%増加から下方修正)と同水準で市場予想とも同水準だった。自動車を除くベースでは5月は前月比0.4%減少となり、4月改定値の同0.3%減少(同0.1%増加から下方修正)に比べて悪化し、市場予想も下回った。

  米4月企業在庫は前月比0.4%増加となり、市場予想をやや上回った。3月は同0.3%増加だった。

  米国株式市場は、米5月小売売上高が低調だったことを嫌気して売り優勢でスタートした。その後は前日終値を挟んでモミ合う展開だったが、ギリシャ問題などへの警戒感などで取引終了にかけて下落幅を拡大した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

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