キリンビールが「国内最軽量びん」を開発、140gの炭酸飲料向け330ml

2012年6月13日 17:22

印刷

 キリンビールは13日、環境に配慮したやさしいパッケージ開発の一環として、炭酸飲料向け330mlワンウェイびんで国内最軽量となる140gの「国内最軽量びん」を、日本山村硝子と共同開発したと発表した。

 今回、炭酸飲料向け330mlワンウェイびんとして、形状の工夫と成形条件の最適化により、重量が140gの「国内最軽量びん」を開発。従来、同社の同容量のワンウェイびんとしては、170gの「国内最軽量びん」を有していたが、今回の開発により重量を約2割軽減し、国内最軽量を更新した。これにより、従来びんに比べ、製造時のCO2排出量は1本あたり23g削減できるという。

 軽量化にあたり、口部の内側をへこませる成形方法を開発した。また、強度を維持するために、金型の形状と成形条件の最適化を図り、接触部分の肉厚を確保した。さらに、びん底のコーナー部の曲面径を大きくし、成形の際に肉厚を確保しやすい形状とした。

 さらに今回は、軽量化以外においても、口径を33mmと広めに設定することで、口当たりがよく、香りが広がる広口びんにした。また、500ml缶と胴径、高さを揃えるなど、小売店の店頭での陳列の利便性も追求した。

関連記事