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世界の主要経済指標(分析と市場の反応)6月6日分
【6月6日の主要経済指標と市場の反応】
■6日の日本株式市場は豪GDP上振れと円安を好感して大幅上昇
6日の日本株式市場は、豪1~3月期実質GDPの上振れと、その後の外国為替市場で円安方向に傾いたことを好感して買い戻し優勢となり、大幅上昇した。
欧米市場では、ECB(欧州中央銀行)理事会で現行の政策金利据え置きを決定し、直後に外国為替市場でユーロ売りが優勢となる場面があったが、追加緩和期待や政策への期待感などで株式市場は大幅上昇し、外国為替市場でもユーロ買い戻しが優勢になった。米地区連銀経済報告で景気減速に対する過度な警戒感も和らいだ。
≪6日 日本≫
国内では主要経済指標がなかったが、豪1~3月期実質GDPの上振れと、その後の外国為替市場で円安方向に傾いたことを好感し、株式市場では買い戻し優勢となって大幅上昇した。
≪6日 アジア≫
豪12年1~3月期実質GDPは季節調整済みで前四半期比プラス1.3%成長、前年同期比プラス4.3%成長となった。個人消費が大幅に伸び、産業別では鉱業や農林水産業が好調で、4四半期連続のプラス成長だった。11年10~12月期は前四半期比プラス0.6%成長(プラス0.4%成長から上方修正)、前年同期比プラス2.3%成長だったが、1~3月期は成長が加速して市場予想を大幅に上回った。
≪6日 ユーロ圏≫
独4月鉱工業生産指数は季節調整済みで前月比2.2%低下となった。3月改定値の同2.2%上昇(同2.8%上昇から下方修正)に比べて市場予想以上に悪化したが、反応は限定的だった。
ユーロ圏1~3月期実質GDP改定値は前四半期比横ばい、前年同期比マイナス0.1%成長となった。速報値は前四半期比横ばい、前年同期比横ばいだった。市場予想とほぼ同水準で反応は限定的だった。
ECB(欧州中央銀行)理事会では、現行の政策金利(1.0%)を据え置き、追加緩和を見送った。ドラギECB総裁は記者会見で追加緩和に含みを持たせたものの、資金供給や危機対応についての具体策に示唆的な発言はなかった。外国為替市場ではECB理事会前にユーロ買い戻しが優勢だったが、理事会後にユーロ売りに転じる場面があった。その後はECBへの政策期待感で再びユーロ買い戻しが優勢になった。
スペインのラホイ首相は5日の議会演説で、銀行の不良債権問題に関して「EUは支援する必要がある」と述べた。またスペインのモントロ財務相は「スペインは市場から締め出されつつある」と述べ、金融市場からの資金調達に支障が出ている状況を認めた。ただしスペイン国債の利回りは比較的落ち着いた状況だった。
なお欧州委員会は6日、EU加盟国当局の銀行監査を強化する新たな枠組みに関する各国への提案を発表した。銀行破綻の防止、経営悪化が判明した場合の早期介入、破綻処理の迅速化などを柱としている。18年からの全面運用を目指すが、短期間で各国の合意を得られるかは不透明な模様である。
≪6日 米国≫
米週間住宅ローン・借り換え申請指数は前週比1.3%上昇した。新規購入向けローンは4週連続で減少したが、借り換え向けローンが増加した。前週は同1.3%低下だった。
米1~3月期非農業部門労働生産性改定値は前四半期比0.9%低下で、速報値の同0.5%低下から下方修正された。単位労働コスト改定値は同1.3%上昇で、速報値の同2.0%上昇から下方修正された。いずれも市場の反応は限定的だった。
米地区連銀経済報告(ベージュブック)では「全般的な経済活動は緩やかなペースで拡大した」として、米国経済が緩やかな成長を継続していることが明らかになり、市場では景気減速に対する過度な警戒感が和らいだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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