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電通がスマホの書籍プロモーションARアプリを本格稼動
記事提供元:エコノミックニュース
電通が、出版文化のさらなる発展を目的に、書店の活性化に繋げる新しいARアプリサービス「ミル+」(ミルタス)を開発したと発表。同サービスを書籍プロモーションに活用するため、WAVE出版と共同で準備を進め、出版社4社の協力を得て6月29日から本格稼働する。
ミルタスは、スマートフォンのカメラ機能を利用したARアプリで、書籍の表紙を撮影すると自動的に指定されたウェブサイトに接続し、当該書籍の出版社が提供する画像や音声をスマートフォンの画面上で再生することができるというもの。これまで特定の雑誌や書籍にARが使われることはあったものの、誰でも広く参加できるサービスとして提供されるのは初めて。
今回発表されたサービスは、5月7日から出版社4社(WAVE出版、サンマーク出版、大和書房、フォレスト出版)と有隣堂3店舗と三省堂本店の協力のもと、新刊書籍8冊で先行実験を実施していた。その結果、店頭への集客策や書籍の販促活動の一助となるほか、SNSとの連動で出版社と読者に新しい関係性が生まれるといった複数のプラス効果がみられ、ミルタスが書店の店頭を活性化する起爆剤に成り得ることが分かったという。
先日も凸版印刷が、スマートフォンを特定画像にかざすだけでクーポンを取得、GPS機能によりクーポン利用店舗への誘引が可能となる、来店誘引プロモーション総合支援サービスの提供開始を発表するなど、AR技術を活用したサービスの展開が活発化している。まだ発展途上の技術なだけに、今後もその利用の幅が広がり、様々なサービスが展開されるであろう。どのようなサービスが登場するのか、期待が膨らむところである。
※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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