国際石油開発帝石、イラクで石油・天然ガス開発事業に初参画

2012年6月1日 11:31

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落札したブロック10鉱区(探鉱鉱区)位置図(画像:国際石油開発帝石)

落札したブロック10鉱区(探鉱鉱区)位置図(画像:国際石油開発帝石)[写真拡大]

 国際石油開発帝石は31日、ロシア大手石油会社であるルクオイル社の子会社ルクオイル・オーバーシーズ社(LO社)とともに、今回実施されたイラク共和国の第4次公開入札に共同で参加し、ブロック10鉱区(探鉱鉱区)を落札したと発表した。今後イラク政府当局との間で同鉱区に係る石油契約の締結について協議を進めていく。

 今回落札した鉱区は、イラク南部のバスラ市から西125kmに位置する陸上鉱区であり、鉱区総面積は5,500km2。同鉱区の東方にはルメイラ油田やウェスト・クルナ油田など世界有数の油田があり、また北方にはガラフ油田などがある有望なエリア。

 LO社は、ウェスト・クルナ油田ブロック2(同油田の北の部分)の開発・生産事業をオペレーターとして手掛けており、今回LO社と国際石油開発帝石が落札した鉱区においても、同社が蓄積しているイラクにおける操業知見などを活用してオペレーターとなる。

 国際石油開発帝石は同鉱区において40%の権益を保有し、60%の権益を保有するLO社とともに、今後地震探鉱のデータ収録作業や試掘井の掘削等の探鉱作業を実施する。なお、今回の落札により、国際石油開発帝石はイラクにおいて石油・天然ガス開発事業に初めて参画することになる。

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