新日鉄住金ステンレスと住商、中国にステンレス冷延製造・販売合弁会社を設立

2012年5月22日 18:04

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 新日鉄住金ステンレスと住友商事は22日、中国において、ステンレス冷延製造・販売を目的に、現地企業との合弁会社である傑世(南通)ステンレス有限公司(仮称、本社予定地:江蘇省南通市)を設立することに合意したと発表した。設立時期は2012年8月の予定。なお、同合弁会社は新日鉄住金ステンレス初の海外製造・販売拠点となる。

 ステンレス鋼材需要は経済成長による生活レベルの向上に伴い着実に需要が拡大していく傾向があるが、中でも中国はステンレス鋼材需要がこの10年間で約5倍、約1,100万トンにまで増加し、世界需要の3割以上を占める最大市場となった。今後もGDPの堅調な伸びに伴い引き続き高い成長が期待されている。加えて、中国市場では顧客の品質への要求度が年々高まっており、機能性、加工性の高いステンレス鋼材の需要が増えていくことが見込まれている。今回の合弁会社設立により、新日鉄住金ステンレスと住商は、中国における幅広い顧客のニーズに応えていくことを目指す。

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