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住友林業、環境制御型の苗木生産施設を開設 大量生産施設として国内最大規模
育苗用培土に挿し付けしたコンテナ苗木(写真:住友林業) [写真拡大]
住友林業および住友林業フォレストサービスは18日、宮崎県日向市にあるフォレストサービス東郷樹木育種センター(東郷苗畑)において、温室2棟・作業棟1棟で構成される「環境制御型苗木生産施設」を開設したと発表した。同施設により通年での苗木生産・出荷が可能となり、大幅な苗木生産量増大を実現できるという。また、従業員の労働環境や作業効率の向上、苗木生産コストの低減に繋げていく方針。
東郷苗畑におけるスギ挿し木苗生産は、従来は露地育苗により約7万本/年であったのに対し、同施設により温度や湿度を制御することで通年での生産が可能となり、およそ3倍の約20万本/年もの生産が実現可能になる。住友林業社有林では1993年から2006年まで非皆伐施業を行なってきたが、伐期を迎え本格的な皆伐施業に移行していくためには優良な苗木を大量かつ廉価に生産するシステムが不可欠であり、当初は九州社有林向けに生産を行う予定。
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