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【決算】ツクイの12年3月期は震災はねのけ6期増収増益、3事業黒字化
今年3月30日に東証1部銘柄に指定されたツクイ <2398> の2012年3月期は東日本大震災後の厳しい状況だったものの、主力の在宅介護事業が好調なほか、有料老人ホーム事業、人材開発事業も黒字転換。3事業がすべて黒字化を達成したことで売上9.7%増の489億6500万円、経常利益50.6%増の41億7000万円、純益61.3%増の22億100万円、1株利益145.6円と好調だった。配当は5円増配の年15円の予定。
【在宅介護事業】
売上は13.4%増の377億1300万円、同経常利益20.1%増の39億4300万円。デイサービスセンター14ヶ所の新設、既存グループホーム等12ヶ所の単独事業化を行い、一方で東日本大震災の影響により休止していたデイサービスセンター1ヶ所を建物の破損状況から安全上、継続困難と判断し廃止した。期末のデイサービスセンターは349ヶ所。
【有料老人ホーム事業】
売上は20.1%増の70億7300万円、経常利益は1億5900万円(前期は3億1400万円の損失)。既存施設の新規入居者の確保に努めた効果、特に利益が大幅に向上した。一方で、2011年5月に定員168名のツクイ・サンシャイン町田西館を開設。期末の有料老人ホームは24ヶ所。
【人材開発事業】
売上は23.5%減の41億7800万円、同経常利益は6600万円(前期は1億9900万円の損失)だった。雇用環境の悪化による派遣売上の落ち込みはあったものの、経営資源を集約し経営効率化を図るため31ヶ所の支店の統廃合を行った。
以上の結果、期末の事業所数は47都道府県に507ヶ所を誇る。介護業界においては2012年4月1日に改正介護保険法が施行された。団塊の世代が後期高齢者となる2025年を見据え、国が推進する地域包括ケアシステムの実現を目指して定期巡回・随時対応型サービスや複合サービスが新たに創設された。同社では家族介護者への支援(レスパイト)に対応するとともに、顧客の自立した日常生活を支援するために「デイサービスの365日営業」や、「サービス時間の延長対応」、「個別機能訓練の強化」等に取り組んでいる。とくに、サービス産業生産性協議会が実施した「2011年度JCSI」(日本版顧客満足度指数)の調査において2年連続介護業界1位の評価を得ている強さを発揮する。
次期(2013年3月期)は、今年4月施行の改正保険法で同社が主力とする在宅介護事業の報酬単価が実質的に引き下げられた。デイサービスセンターの利用率向上とサービス提供時間6~8から7~9移行へ努める。需要の見込まれる都市部を中心にデイサービスセンター30ヶ所程度、グループホームの新設を計画している。有料老人ホームについては都内に1ヶ所の開設を計画している。
今期の売上は9.1%増の534億4400万円、経常利益19.2%減の33億7100万円、純益15.1%減の18億7000万円、1株利益123.7円の見通し。配当は年15円の予定。
18日(金)の終値は973円。利回り1.54%、PER7.8倍。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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