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『海外を横目に日本の経済・企業業績を見直す』展開=犬丸正寛の展望

来週(21~25日)は、『海外の悪材料を睨みながら国内の景気・企業業績を見直す展開』が予想される。[写真拡大]
来週(21~25日)は、『海外の悪材料を睨みながら国内の景気・企業業績を見直す展開』が予想される。NYダウは5月1日の高値から6.7%下げ、日経平均は3月27日の1万0255円から14%超の下げ。NYダウに下げ余地は残るものの、日経平均は底打ちが近いとみられる。
とくに、日本の場合は経済、企業業績とも海外に比べると悪くない。今年1~3月のGDPは実質で年率4.1%増と好調。復興需要による押し上げと、節約疲れによる個人消費の少し贅沢品消費の効果が出ている。
企業業績も2013年3月期は押しなべて利益が回復する。日経平均予想1株利益は17日時点で755円と、4月頃の450円程度から大きく上向いている。
ただ、日経平均が1万0255円をつけた頃の1株利益の期待値800~850円に比べると物足りない。しかし、この間、日経平均が14%超も下落しており、企業業績との対比では相場は下げ過ぎている。言うまでもなく、ギリシャ問題などヨーロッパを中心とした海外材料の圧力がかかったためだ。
ギリシャの再選挙が6月17日(日)に決まった。まだ、1ヶ月も先である。世界のマーケットは、ギリシャのユーロ離脱まで織り込んできつつあるようだ。しかし、選挙が終るまでは結論は出ない。この先、1ヶ月間は様子を見るより仕方のない空白期間になる。海外材料が空白なら、日本のファンダメンタルズ堅調が見直される可能性はあるだろう。
もちろん、日本の産業も好不調のまだら模様ですべてが良好ではない。復興と消費は堅調でも設備投資、住宅投資は低調気味。自動車好調でエレクトロニクスは低調である。
日経平均は海外マーケットの動向を見ながら、海外が落ち着けば15日線の位置する9180円前後までは反発する可能性がある。海外に比べ日本の経済、企業業績は良好であることを見直すべきである。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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