ユーラスエナジー、豪州で風力発電事業に参入

2012年5月15日 10:45

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写真:ユーラスエナジーホールディングス

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 ユーラスエナジーホールディングスは14日、豪州エネルギー会社AGLエナジー・リミテッド(以下AGL)が保有する出力5万2,500kWのハレット5(Hallett5)風力発電事業の事業権益を100%取得し、豪州における風力発電事業に参入したと発表した。

 同施設は、標高500~600メートルの広大な丘陵地に2,100kWの風力発電機を25基設置し、昨年9月より順次運転を開始しており、今年3月に実質的な完工を迎えたプロジェクト。売電先はAGLの子会社のAGL Hydroで、24年間の長期売電を行う。

 AGLは豪州最大の再生可能エネルギー事業者。今後も二酸化炭素の排出削減と再生可能エネルギー発電の開発を目指しており、過去5年間に約30億豪ドル(約2,530億円)を再生可能エネルギー事業に投資している。

 豪州は世界でも屈指の風況が良い国であるとともに、広大かつ比較的平坦な土地が多く、大規模な風力発電施設の建設に適している。加えて、同国政府が高い導入目標を掲げていることや、支援制度も充実していることより、ユーラスエナジーグループは同国への進出の可能性について検討を重ねてきたという。

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