【話題】パナソニックは松下時代の34年ぶり安値、「脱販売」を出せるか

2012年5月14日 15:50

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  パナソニック <6752> は、14日(月)前場で27円安の543円まで下げ500円に近づく動きとなっている。この株価水準は、旧社名の松下電器産業時代の1978年(昭和53年)の541円以来、実に34年ぶり。さらに、仮に、500円ということになれば1971年(昭和45年)以来、41年ぶりとなってしまう。ちなみに、上場来高値は2000年3月の3320円。

  「販売のマツシタとして戦後の電化社会を牽引した。その圧倒的強さを誇った販売力は量販店、さらにネットの登場で存在感が薄れてしまった。決して、技術力がないというわけではないものの、強い販売イメージに対する反動が来ている。振り返ってみると、過去、新製品にゴマスリ器を出したあたりから曲がり角に来ていたのかもしれない」(中堅証券)。

  前週末11日(金)15時に発表の2012年3月期決算は、前期比9.7%減収、営業利益85.7%の減益、最終損益では赤字7721億7200万円もの赤字だった。当然、1株利益は赤字で、配当は年10円の予定。

  今期(2013年3月期)は、3.2%増収、営業利益は5.9倍、純益500億円、1株利益21.6円の見通し。

  経験的には、「過去の古い株価を探すようになれば底となる可能性はある。ただ、家電量販店が再編を迎えるなど、メーカー側も経営環境は厳しい。この厳しさをチャンスに変えることができるかどうか、マツシタの底力が試されるのではないか」(同)。

  利回りは1.84%、PERは25.1倍。指標での割安感はない。まだ、しばらくは底値を探る展開が予想されそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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