ソニー、投写画面への書き込みやマウス操作が可能な液晶プロジェクターを発売

2012年4月23日 17:32

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インタラクティブ機能を使用しているイメージ図(画像:ソニー)

インタラクティブ機能を使用しているイメージ図(画像:ソニー)[写真拡大]

  • 超短焦点 液晶プロジェクター「VPL-SW535C」(画像:ソニー)

 ソニーは23日、投写画面への書き込みやマウス操作が可能な「インタラクティブ機能」を内蔵した超短焦点プロジェクターを発売すると発表した。発売日は5月中の予定。価格はオープンだが、市場推定価格は約26万円(税抜き)。

 超短焦点液晶プロジェクター「VPL-SW535C」では、付属のソフトウェアをインストールしたパソコンを同機に接続し投写すると、投写画面に付属のペンで文字や図形の書き込みが行える。ペンは2本付属しており、同じ投写画面に2人で同時に書き込める。付属のペンはマウスとしても機能し、投写画面上でプログラムの起動やファイルの選択など基本的なパソコン操作が可能。「インタラクティブ機能」を使用して書き込んだ内容をパソコンに保存し議事録として利用したり、授業で書き込んだ内容を保存し次の授業で使用するなど、授業や会議の効率向上につながる。

 また同モデルは、70インチのスクリーンに約42cmの距離で投写が可能なため、限られたスペースの会議室や教室などでスクリーンやホワイトボードの近くに発表者が立つ場合でも、人やノートPCの影が映り込むことなく投写が可能。同時に発表者自身も光源で目が眩しくなることなく、快適かつ効果的なプレゼンテーションができる。さらに、3000ルーメンの高輝度を実現しており、明るい部屋でも快適に使用できる。

 ミラー反射型の超短焦点プロジェクターにおいては設置時の微調整が難しいという課題があったが、同機は上下左右方向へのレンズシフト機能および光学ズーム機能を搭載しているため、設置時やメンテナンス時の投写位置調整やフォーカス調整が容易にできる。

 さらに、信号無変化時に自動で徐々に減光する「ランプ減光モード」や画像ミュート時にランプ出力を約70%ダウンする機能を搭載するなど省エネにも配慮している。加えて最長6000時間の長寿命ランプを搭載し、ランプ交換時までメンテナンス不要の高性能フィルターを装備するなど、購入後のコスト低減を考慮した仕様とした。

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