イトーヨーカ堂、東海エリア初の「環境循環型農業」を展開

2012年4月18日 17:42

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イトーヨーカ堂が展開する「環境循環型農業」概要(画像:イトーヨーカ堂)

イトーヨーカ堂が展開する「環境循環型農業」概要(画像:イトーヨーカ堂)[写真拡大]

 セブン&アイ・ホールディングス傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は18日、農業事業の子会社「セブンファーム東海」を愛知県碧南市に設立し、同地にてイトーヨーカ堂初となる東海エリアでの「環境循環型農業」を開始すると発表した。

 イトーヨーカ堂が取り組んでいる「環境循環型農業」とは、イトーヨーカドー店舗から排出される食品残さ(生ごみ)を堆肥の資源として再利用し、イトーヨーカ堂が運営する専用農場に導入、そこで栽培~収穫された農産物を食品残さが排出された店舗等で販売するもの。今回の愛知県碧南市での展開は、千葉県富里市、茨城県筑西市、埼玉県深谷市、神奈川県横須賀市、北海道東上川郡に続き、全国6ヶ所目となる。

 「セブンファーム東海」は、イトーヨーカ堂の農業事業における中核会社「株式会社セブンファーム」(イトーヨーカ堂100%子会社)と、法人拠点となる愛知県碧南市の生産者、農産物の集荷や出荷、清算業務等を担当する「名古屋カネ井青果株式会社」の3者による共同出資で設立される農業事業会社。同生産者が所有する約2ヘクタールの耕作地でにんじんや玉ねぎ、さつまいも、とうもろこし等の露地野菜を中心に栽培し、収穫した農産物のほぼ全量を愛知県内のイトーヨーカドー全6店舗に出荷して販売する。収穫量は約100トン(初年度1年間)。

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